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お知らせ

乾癬の分子標的薬の治療について

2024.10.15

当クリニックは「乾癬分子標的薬使用施設」として日本皮膚科学会より承認されており、既存治療で効果不十分な乾癬の患者さんのために、乾癬の生物学的製剤の自己投与、TYK2阻害薬の内服などの分子標的薬を用いた治療を実施しています。はじめて分子標的薬による治療を受けようとお考えの患者さんや、他院で導入後当クリニックで治療薬の継続処方をご希望の患者さんは、検査、お薬の確認、投与日時の相談をさせていただきますので、処方の1週間前までに一度来院をお願いします。Webまたはデジスマ診療券アプリでご予約いただくときに、連絡事項または問診に、薬剤名または乾癬分子標的薬処方 希望 とご記入ください。なお、下記の薬剤のなかで内服薬のデュークラバシチニブを除き、連携施設の明和病院または分子標的薬導入施設(病院)での定期的な検査が必要で、導入開始した病院にも定期的に通院いただく必要があります。

アダリムマブ(ヒュミラ皮下注;アダリムマブBS皮下注): TNF-αに対する抗体
初回に80mg、以後2週に1回、40mgを皮下注射。効果不十分な場合には1回80mgまで増量。

セルトリズマブ ペゴル(シムジア皮下注): PEG化ヒト化抗TNF抗体Fab’断片
1回400mgを2週間の間隔で皮下注射。症状安定後には、1回200mgを2週間の間隔、又は1回400mgを4週間の間隔で皮下注射。症状安定後には、1回200mgを2週間の間隔、又は1回400mgを4週間の間隔で皮下注射。

セクキヌマブ(コセンティクス皮下注): ヒトIL-17Aに対する抗体
成人:1回300mgを、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与、以降、4週間の間隔で皮下投与。体重により、1回150mgを投与。
6歳以上の小児:体重50kg未満には1回75mg、体重50kg以上には1回150mgを、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与、以降、4週間の間隔で皮下投与。体重50kg以上では、1回300mgを投与。

イキセキズマブ(トルツ皮下注): IL-17Aに対するヒト化IgG4抗体
初回に160mgを皮下投与、2週後から12週後までは1回80mgを2週間隔で皮下投与、以降1回80mgを4週間隔で皮下投与。12週時点で効果不十分な場合には、1回80mgを2週間隔で皮下投与。

ブロダルマブ(ルミセフ皮下注): ヒトIL-17受容体Aに対する抗体
1回210mgを、初回、1週後、2週後に皮下投与、以降、2週間の間隔で皮下投与。

デュークラバシチニブ(ソーティクツ錠)(内服薬):TYK2阻害薬
1回6mgを1日1回経口投与

略号:IL、インターロイキン

下記薬剤は自己注射できませんので、現在、当院での取り扱いは休止しています。ご了承お願いします。

ビメキズマブ(ビンゼレックス皮下注): IL-17A及びIL-17Fに対するヒト化抗体
成人:1回320mgを初回から16週までは4週間隔で皮下注射、以降は8週間隔で皮下注射。症状に応じて16週以降も4週間隔で皮下注射。

グセルクマブ(トレムフィア皮下注): IL-23p19サブユニットに対するヒトIgG1抗体
1回100mgを初回、4週後、以降8週間隔で皮下投与

リサンキズマブ(スキリージ皮下注): IL-23 p19サブユニットに対するヒト化抗体
1回150mgを初回、4週後、以降12週間隔で皮下投与

チルドラキズマブ(イルミア皮下注): IL-23p19サブユニットに対するヒト化IgG1/k抗体
1回100mgを初回、4週後、以降12週間隔で皮下投与

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