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いぼ・とびひ

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いぼ・とびひ

「いぼ」はヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)による感染症です。一方、「とびひ」は細菌の一種、黄色ブドウ球菌または化膿性連鎖球菌の感染症です。いずれも、人から人に伝わる、感染性の皮ふ病です。

いぼ(疣贅:ゆうぜい)

「いぼ」とは、どういう病気?

芦屋川皮フ科クリニックは阪急芦屋川駅から徒歩1分。CH.158の2階に位置しています。保険診療を中心にアトピー性皮膚炎、乾癬、にきび、ヘルペス、いぼ、とびひ、水虫、たむし、陥入爪、やけど、きず、蕁麻疹、皮膚アレルギー、できもの、腫瘍、脱毛、たこ、うおのめなど様々な皮膚疾患を診療いたします。お子様からご年配の方まで幅広く診察致します。

いぼは、皮ふにできる小さな良性の増殖物です。皮ふにざらざらした小さな盛り上がりとして現れます。体のどの場所にも発生する可能性がありますが、顔、手、足にできることが多いです。いぼは、通常は健康に大きなダメージを与えることはなく、自然に治ることもあります。しかし、数が増えると見苦しく、手足にできると痛みや不快感を起こします。成長が遅く、時間の経過とともにゆっくりと成長し、治療をしなくても自然に消えることもありますが、これには数か月から数年もかかることがあります。

いぼになりやすい人は?

いぼは誰にでもできますが、他の人よりもできやすい人もいます。いぼができやすくなる要因を次に示します。

  • 免疫力の低下: HIV/エイズの方や化学療法を受けている人など、からだの免疫系が弱体化している人は、いぼにかかりやすくなる可能性があります。
  • 年齢: 子供や青少年の年代では、大人よりもいぼを発症する頻度が高くなります。
  • 遺伝: 一部の人々は、いぼを発症する遺伝的素因を持っている場合があります。
  • 環境要因: 公共のシャワーやプールなどの湿気の多い環境を利用することが多い人は、いぼを発症するリスクが高くなります。
  • 皮ふの損傷: 皮ふに切りきずや擦りきずがある人は、その部分にいぼができやすくなります。
  • 個人の衛生状態: 手を洗わないなど、適切な衛生習慣を実践していない人は、いぼを発症しやすい傾向にあります。

いぼの症状とは?

いぼは、次のような症状を示します。

  • 皮ふの小さな隆起: いぼは通常、皮ふの小さな隆起として現れます。形は円形または楕円形で、表面はざらざら、でこぼこした質感を持っています。
  • 肌色または灰褐色の色調: いぼは肌色または灰褐色で、周囲の皮ふよりも暗く見えます。 単独またはクラスターの形成: いぼは、ひとつひとつ独立して現れたり、いくつか集合してクラスターを形成することもあります。
  • 痛みや不快感: いぼが衣服や靴にこすれる場所にあると、痛みや不快感を感じることがあります。
  • かゆみ: いぼは、とくに足や手にできた場合、かゆみを起こすことがあります。
  • 伝染性: いぼは、直接的または間接的な接触により、体の他の部分や他の人に広がる可能性があります。

いぼの予防法とは?

芦屋川皮フ科クリニックは阪急芦屋川駅から徒歩1分。CH.158の2階に位置しています。保険診療を中心にアトピー性皮膚炎、乾癬、にきび、ヘルペス、いぼ、とびひ、水虫、たむし、陥入爪、やけど、きず、蕁麻疹、皮膚アレルギー、できもの、腫瘍、脱毛、たこ、うおのめなど様々な皮膚疾患を診療いたします。お子様からご年配の方まで幅広く診察致します。

いぼはウイルスによって起こる病気なので、感染した人や物との直接の接触によって簡単に広がる可能性があります。いぼを完全に予防する確実な方法はありませんが、発症するリスクを減らすために実行できるいくつかの方法があります。

  • いぼのある人との直接の接触を避け、タオル、カミソリ、靴などの身の回り品を他の人と共有しないでください。
  • 皮ふを清潔で乾燥した状態に保ち、感染のリスクを減らします。とくにいぼや、いぼを持つ人がいた場所に触れた後は手を洗いましょう。
  • 爪を噛んだり、ささくれを摘んだりすると、皮ふにウイルスが侵入する小さなきずができる可能性があるため、避けてください。
  • ウイルスとの接触を避けるために、更衣室、プール、共同シャワーなどの公共の場所では保護用のサンダルなどを着用してください。
  • 健康的な食事、定期的な運動、十分な休息をとることで、免疫システムを高めましょう。強力な免疫システムは、ウイルスにさらされた場合にウイルスを撃退するのに役立ちます。

いぼの治療法について

皮フ科では、患者さんのいぼのサイズ、場所、および数に応じて治療を選択します。一般的に、いぼに対して次のような治療法があります。

  • 凍結療法: 液体窒素でいぼを凍結させて、ウイルスが感染した部分を脱落させます。治療は何回も繰り返して実施することが多いです。
  • 塗り薬: 時間をかけていぼを溶かすことができるサリチル酸を含む塗り薬や貼り薬を使うこともあります。

いぼはなかなか頑固で、完全に消えるまでに複数回の治療が必要になることをご理解いただく必要があります。また、一部には治療後も再発することがありますので、いぼを疑う症状があれば、早めに受診いただくようにお願いします。

とびひ(膿痂疹)

とびひとは、どういう病気?

芦屋川皮フ科クリニックは阪急芦屋川駅から徒歩1分。CH.158の2階に位置しています。保険診療を中心にアトピー性皮膚炎、乾癬、にきび、ヘルペス、いぼ、とびひ、水虫、たむし、陥入爪、やけど、きず、蕁麻疹、皮膚アレルギー、できもの、腫瘍、脱毛、たこ、うおのめなど様々な皮膚疾患を診療いたします。お子様からご年配の方まで幅広く診察致します。

とびひは、黄色ブドウ球菌または化膿性連鎖球菌の感染によって起こる、伝染性の高い細菌による皮ふ感染症です。あらゆる年齢の人がかかる可能性がありますが、2歳から5歳の子供に多く見られます。発疹は、黄褐色の薄いかさぶたを持つ赤いただれ、または水ぶくれとして現れ、水ぶくれは破れて液体がにじみ出てきます。通常、顔、腕、または脚に発生することが多いですが、体のどこにでも発生する可能性があります。とびひは、ただれに直接触れたり、タオル、衣類、おもちゃなどの細菌に汚染された物に触れたりすることで広がります。

とびひになりやすい人は?

とびひは、細菌の感染症のため誰もが発症する可能性がありますが、とびひになるリスクが高くなる要因を次に示します。

  • 年齢: とびひは、2歳から5歳の子供に最もよく見られます。
  • 密集した場所での生活: とびひは、学校、託児所、養護施設など、人々が互いに密接に接触して生活している場所では広がりやすくなります。
  • 衛生状態の低下: 手を洗わない、入浴しないなどの衛生状態の低下は、とびひのリスクを高めます。
  • 暖かく湿気の多い天候: 細菌がこれらの条件で繁殖するため、とびひは暖かく湿気の多い天候でより起こりやすくなります。
  • 皮ふの病気: 湿疹や虫刺されなどの皮ふに他の病気にある人は、壊れた皮ふから細菌が侵入する可能性があるため、とびひになるリスクが高くなります。
  • 免疫系の弱体化: HIV/エイズや化学療法を受けている患者さんなど、免疫系が弱体化した人は、とびひにかかりやすくなります。

とびひの症状とは?

芦屋川皮フ科クリニックは阪急芦屋川駅から徒歩1分。CH.158の2階に位置しています。保険診療を中心にアトピー性皮膚炎、乾癬、にきび、ヘルペス、いぼ、とびひ、水虫、たむし、陥入爪、やけど、きず、蕁麻疹、皮膚アレルギー、できもの、腫瘍、脱毛、たこ、うおのめなど様々な皮膚疾患を診療いたします。お子様からご年配の方まで幅広く診察致します。

とびひは、小さな赤い発疹から始まり、それが液体で満たされた水ぶくれに変化します。この水ぶくれは破裂し、黄褐色のかさぶたを伴ったただれになります。かゆみや軽い痛み、不快感を伴います。発疹をひんぱんに引っかいたり触れたりすると、体の他の場所に広がる可能性もあります。また、患部のリンパ節の腫れや発熱を伴うこともあります。

とびひの予防法とは?

とびひの予防に役立ついくつかの方法があります。

  • 衛生管理を徹底する: 特に汚染された物に触れた後やとびひのある人と接触した後は、石鹸と水で手を洗ってください。
  • 切りきずや擦りきずを清潔に保ち、覆ってください: きずを石鹸と水で洗い、きずが治るまで清潔なきずテープなどで覆います。これにより、細菌が傷口に侵入してとびひを起こすのを防ぐことができます。
  • 身の回りの物品の共有を避ける: とびひがある場合は、タオル、手ぬぐい、衣類、カミソリなどの身の回り品を他の人と共有しないでください。
  • 環境を清潔に保つ: ドアノブ、カウンタートップ、おもちゃなど、ひんぱんに触れる物や表面をきれいにして消毒します。
  • 皮ふの病気を速やかに治療する: しっしん、皮ふ炎、または皮ふの損傷を引き起こす可能性のある皮ふの変化がある場合は、とびひの発生を防ぐために速やかに治療を受けてください。
  • 感染者に近づかない: とびひがある場合は、感染が治るまで濃厚接触を避けてください。

これらの予防措置を講じることで、とびひ発症のリスクを軽くし、他の人への広がりを防ぐことができます。

とびひの治療法について

皮フ科では、塗り薬や抗菌薬の飲み薬を組み合わせを使用してとびひを治療します。具体的な治療計画は、感染の程度、患者さんの年齢、健康状態によって異なります。

  • 塗り薬: 軽度のとびひの場合、抗菌薬を含有する軟膏などを使用します。これらの薬は皮ふの患部に直接塗ります。
  • 飲み薬: とびひの広がりが広範囲であったり、抗菌薬の塗り薬に反応しないときは、内服の抗菌薬を処方します。お薬が合えば、通常は7~10日間以内に症状が軽くなりますが、感染が完全に治るまで、飲み薬の継続と診察が必要です。とびひが疑われるときは、できるだけ早く受診してください。
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